2008/08/12

トルコ ギリシャの旅 2

トプカプ宮殿見学とバザールへ。
午前中は疲れ直しの意味もあって、自由時間。                     
朝食の後に散歩に出た。最寄の地下鉄駅を探しながら町を歩く。ホテルの近くで、サッカーのスタジアムとオフィシャル・グッズの店が在った。トルコもギリシャもサッカーの盛んな国らしい、との話しは日本で聞いた。今は、リーグ戦は終了してヨーロッパ選手権がオーストリアとスイスで開催中。旅行中アチコチの居酒屋でテレビ観戦の人たちを沢山見かけた。

更に、銀行の敷地の一角で宮島達男の作品を見つけた。これには驚き!先日の水戸芸術館での展覧会で見たばかりなので直ぐ分った。屋外だからLEDの発光が弱く感じるのでインパクトは薄い。しかし、トルコの地で見るとは思いもしなかった。トルコは親日的とは聞いていたが嬉しいことだ。帰国後調べて見ると、1995年のイスタンブールビエンナーレに出品しているので、その際の作品かもしれない。

宮島


地下鉄の駅は探し出せないまま、ホテルに戻る。

先ずはタクシムのレストランでアダナケバブ《地中海のアダナ地方のケバブ。

ケバブ

ひき肉に唐辛子入れたスパイシーなケバブ》を食べてからトプカプ宮殿に。
周囲6Km?の城壁に囲まれた岡の上に造られているオスマン・トルコの宮殿。メフット2世によって15世紀に建てられ、約370年間の長きに渡ってオスマン・トルコの歴代のスルタンが生活し執務をとった場所。1856年ドルマバフチェに宮殿を移すと閉鎖されるが、1924年からアタチュルクによって博物館として公開され現在に至っている。
世界最大のエメラルドの付いた王冠や装飾された短剣や陶磁器など王宮の宝物が展示されてある。僕は宝飾品に殆ど興味がないので猫に小判だ。中国の陶磁器は見ものなのだが、展示場の照明や陳列ケースが悪く、品物の良さが分らないのは残念だ。日本の伊万里等も展示されていて、トルコが東西の接点である事を感じる。
金角湾とボスポラス海峡を一望できるテラスからの眺めは正に絶景。

宮殿


ハーレムは別料金を支払って見るのだが、豪華な部屋や総大理石のトイレやサマム《トルコ式蒸し風呂》などスルタンの威光を実感する。日本に戻ってから読んだ本によるが、ハーレムでの権力争いは日本の江戸時代の大奥とは比較にならないほど壮絶だったようで、先代のスルタンに繋がる一族は皆殺しという事も並に有った話しらしい。イスラム教では妻を4人まで持てた上にハーレムだから、係累は大変な数にのぼるだろう。
かって見た中央アジア・ウズベキスタンの王宮やハーレムとは比較にならない規模だ。
片や不毛な砂漠地帯、片や水と緑の豊かな大地の経済的地盤は大きく異なる。想い起こせば、ヒヴァやヴハラの王宮やハーレムは豪族程度にも満たない感じだ。イスラムの寺院に関してもまるで規模が違う。地中海一帯を制覇したオスマントルコ帝国の威力を感じた。
隣接するアヤソフィアとブルーモスクは翌日に観光する予定で、グランドバザールまで約15分位歩いて移動。イスタンブール旧市街の中心部スルタンアフメット地区、飲食店や土産物屋も多く観光客もいっぱいで活気が有る。ローマ時代の競馬場跡でエジプトから運ばれたオベリスクが建っているヒポドゥローム広場、地下宮殿、博物館等見所は多い。短い滞在では残念ながら、それらのほんの一部しか見ることが出来ない。若い時代にバックパックの旅なら旧市街に宿を定めて毎日ふらふらと歩き回りたい場所である。沢木耕太郎が、このエリアで過ごした日を述べているくだりがあるが、僕も若い頃、放浪の旅の世界に憧れたが、実現は出来なかった。小田実の『何でも見てやろう』や北杜夫の『どくとるマンボウ航海記』の影響された人は多い。

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