よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

渡岸寺の十一面観音@長浜市高月町渡岸寺

渡岸寺の十一面観音@長浜市高月町渡岸寺
湖北の観音様を訪ねる 其の6


DSCN7394.jpg



今回の旅の目的は「渡岸寺の十一面観音」を拝すること。
その他も、ほとんどが集落で守っているお堂が多く、拝観しようと思ったら事前に予約しなければないところ多い。
お寺と言うより地域の「観音堂」等で大切に守られことにより「観音の里」と呼ばれるようになった、その風土を幾分でも理解すること。

白洲正子『十一面観音巡礼』湖北は早春の雪に埋もれ、稲を掛ける稲架”の風景写真が印象的。
正反対の8月下旬、琵琶湖畔の早場米地帯は既に一部は黄金色で、既に刈り取られた田圃もある。
現在は刈り入れと同時にモミにしてしまうから、「オダガケ」の必要はなく、稲架けの柱も使われないのはいささか寂しい。

渡岸寺1

「渡岸寺(向源寺)十一面観音」
「渡岸寺」というのは集落の名前で、集落の人達によって観音堂に祀られ伝わってきた。国宝指定を受ける際に所属するお寺が必要で、近所の「向源寺」所蔵にしたことで、渡岸寺(向源寺)とややこしい呼ばれ方をする。

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この日は夏休み中と云う事もあろう、地域の子供達による「冷たい飲み物」の接待所が在った。
子供の時から、この様なことを通して観音様と共存していることが良く判る。

DSCN7397.jpg

この観音堂の脇に10年前頃に新たな収蔵庫が出来た。

現在はそこに祀られているが、以前に比べかなり広く、木の柵で囲われたている。一回りして後姿まで拝観することが出来る。
月末に近い月曜日とあって、拝観者も多くはなく心行くまで眺めることが出来た。とはいえ、お姿なりを気の利いた表現で述べられないのは残念だが、心に留め置くことは出来た。

戦国時代、浅井・織田両軍の戦いで堂宇は焼失したが、本尊の十一面観音立像は土中に埋められて災禍を免れた、と伝えられる

高さ1.95m、平安初期の一木造。
身体を捻り右足を軽く

渡岸寺2

後姿を含めて秀麗且つ官能的。

渡岸寺3

頭上の十一面、細心の工夫がなされている。

渡岸寺4

暴悪大笑相(ぼうばくだいしょうめん)の薄気味悪い笑いは強烈な印象が。

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井上靖の『星と祭』や水上勉の『湖の琴』、にも描かれている。


国宝の十一面観音像は、日本全国に七体ある。
•室生寺(奈良)•法華寺(奈良)•聖林寺(奈良)•道明寺(大阪)•観音寺(京都)•六波羅蜜寺(京都)•向源寺(滋賀)。
道明寺•観音寺•六波羅蜜寺の3体は拝観していない。

  1. 2016/08/31(水) 17:24:15|
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