よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

「中村屋サロン美術館」@新宿中村屋ビル3階

「中村屋サロン美術館」@新宿中村屋ビル3階

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新宿駅前の「中村屋」は相馬愛蔵・黒光夫妻によって1901年に創業された老舗。
インドカレーやパンやお菓子の店として知られているが、明治末から昭和初期にかけて多くの芸術家を支援したので多く文化人が集った。
あたかも、ヨーロッパのサロンの様で「中村屋サロン」と呼ばれた。

その様な歴史を秘めていたが、収蔵作品を含めあまり知られる事はなかった。
新宿中村屋本店ビルの新築を契機に3階に「中村屋サロン美術館」をオープンし公開することになった。

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2014年10月29日から2015年2月15日まで「中村屋サロン美術館 開館記念特別展 中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」が開催されている。

「第1章 中村屋サロンの胎動 碌山・穂高~海外時代」
創業者・愛蔵の同郷で、中村屋サロンに最も影響を与えた荻原守衛(碌山)の留学時代に焦点を当てた。
守衛は、22歳でニューヨークへ渡り、その後フランス、イタリア、エジプトへと足を運び、のちのサロン仲間となる戸張弧雁や柳敬助、高村光太郎と出会った。画家であった守衛は、ロダンの「考える人」に衝撃を受け、彫刻家へと転向。守衛の彫刻作品の他、彼に影響を受けた友人たちの作品が並ぶ。

「第2章 中村屋サロンの躍動 碌山・新宿時代~」
守衛が中村屋サロンで、友人の芸術家たちと交流を深めた時代の作品が並ぶ。
中原悌二郎をはじめとする、サロンに出入りした仲間達の作品。
守衛が急逝した後のサロンの中心となった水戸出身の中村彝の作品が9件。
第八回文展三等賞を受賞した「小女」も展示。
鶴田吾郎が彝と競作した「盲目のエロシェンコ」も出品されているが、アトリエで反対方向から描いたので、顔の向きが異なるのは興味深い。

この展覧会を観て後、落合の「中村彝アトリエ記念館」に行った。
どちらを先に観るかはともかく、両者を観ることで、郷土の先人の姿が身近に感じられるようになった。

*今回の記念展は中村屋と碌山美術館(長野県安曇野市穂高)の収蔵品で構成されている。51件のうち株式会社中村屋27件、碌山美術館17件、その他7件。
*碌山美術館は安曇野市穂高生まれの彫刻家・荻原碌山の個人美術館で、彼の作品と資料の蒐集、保存および公開を目的として、1958年4月、安曇野市穂高に開館した。
*30年前頃「松本民芸館」と「碌山美術館」を観るため、松本から安曇野に旅した。その感激は未だに忘れられない。
開館当初の建物はキリスト教の教会堂、或いは山小屋を思わせる小さな建屋に碌山の作品がひっそりと並んでいた。
これに倣って、後藤清一さんの作品を展示する「後藤清一彫塑館」を夢見たが実現には至っていないのが残念だ。

  1. 2015/01/26(月) 23:50:37|
  2. 美術展
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