よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

織部とは何者か?@銀座松屋8階

織部とは何者か?@銀座松屋8階

P1101648.jpg

古田織部展


古田織部(1544~1615年)が没して400年。「織部とは何者か?」を問う展覧会が銀座松屋8階で1月19日(月)まで開催されている。
「織部」と云えば織部焼を思い浮かべるが、信長・秀吉・家康ら天下人に仕えた武将茶人で、千利休亡き後の茶の湯の世界において「天下一茶の湯名人」として頂点に立ち、時代を動かした人物。
同時期の茶人である神谷宗湛の手紙に、織部の茶会に用いられた茶碗が「セト茶碗。ヒツミ候也。ヘウケモノ也」(宗湛日記)であるとされている。

一度完成したのを故意に形をひしゃげさせたり、壊して継ぎ合わせたりした茶碗。具象の絵柄に幾何学文様を書き加えた、不均衡さに美を見いだす作品は現代においても斬新だ。

「織部焼」は緑色の釉薬を掛けたやきものを指すのが一般的だが、志野、鼠志野、黄瀬戸、鳴海織部、黒織部、などの美濃焼を始めとして、唐津、伊賀、信楽、備前、丹波などでも数多く焼成されていた。
慶長年間の華やかな世相を踏まえ、奇抜な創意と斬新な造形美を創出し、桃山文化をみ出した指導者として、その才能をいかんなく発揮した演出家。
茶器製作ばかりでなく建築・造園などにも携わり「織部好み」として様々な形で伝えられている。

展覧会は3部で構成されている。
展覧会資料を基に概略と展示品の一部を紹介。

第1章 織部の時代
信長、秀吉らの出現により迎えた安土桃山文化。
中でも最も華やかで「かぶいた」慶長の時代を象徴する美術工芸品を通して、古田織部を生み出した時代。

織部展兜

銀箔押富士山形張懸兜 伝加藤嘉明所用
東京・靖國神社遊就館蔵


第2章 織部の茶の湯
利休の後、天下一茶の湯名人になった織部が、いかなる創意と工夫を発揮し、新たな武家茶の規範と斬新な茶道具の創出に関与したのか、ゆかりの茶道具を通し明らかに。


黒織部茶碗(織部花押)

黒織部茶碗 (織部花押) 


3章 織部の茶道具
織部が開発し、時代のファッションとなったひょうげたる世界を、各地の茶碗・水指・花生の優品や、会席道具の名品を展示。

鳴海織部州浜形手鉢

鳴海織部州浜形手鉢

お茶に関して知らないことばかりだが、織部の生きた時代背景の一部を垣間見ることが出来た。
日本の文化は縄文と弥生、水墨画と琳派など、相反するものが時代によって出現し共存することを、改めて認識した。
  1. 2015/01/13(火) 19:48:04|
  2. 人と作品
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<< 「シェ.ジャニー」 が盛岡に移転することに。 | ホーム | 「クラゲファンタジーホール」@新江ノ島水族館>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yochan310.blog98.fc2.com/tb.php/1967-c8a86500
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

たかはし よういち

Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
私が別に運営している「西の谷万葉公園を美しく」のブログは、以下のリンクからアクセスしてください。
重複する記事も有りますが、自然を大切に、簡素な生活を。
の気持ちを大切にしたいと思います。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する