よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

記録作者 箕川恒男さん

記録作者 箕川恒男さん

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常陸大宮市(旧美和村)で平飼の卵と無農薬野菜やプリンなど生産している「環の花」の宮永賢治さんと知り合った。ほどなく、自宅と鶏舎や農園を拝見する機会を得た。

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自分の畑と借地を含めた広い土地で、奥様と二人三脚、本格的農園をめざそうとしている。
下には緒川が流れ、なだらかな山裾の地で桃源郷のようだ。
この地は、計画が中止となった「緒川ダム」のダムサイト近辺と聞きさらなる興味を感じた。

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「緒川ダム」に関しては、記録作家の箕川恒男さんが長期間に渡り取材されている。
僕の古くからの友人でもあるので、仕事ぶりを注目してきた。
箕川さんは『禁断の海辺―国策に翻弄された半世紀の記録』 (1984年)を発刊して以来、茨城県内や那珂川流域の水に関わる問題や暮らしを調査し、事実を記録することをライフワークとしている。

『水をめぐって: 「緒川ダム」の軌跡』 筑波書林(茨城図書・ 1994年)と
『村は沈まなかった: 緒川ダム未完への記録』( 那珂書房,・2001年)を一応読んではいたが、現実に計画地を見たことで、ダムとの関わりを知れたくなり、上記2冊を市立図書館から借りて再読した。

常に現地に足を運び、自分の眼で確かめながら資料を検討し記録する手法は。
地味だが、事実を年表化すると多くの真実が浮かび上がってくる。

ダムは下流の人達の生活を潤わせる要素はあるにしても、ダムに水没する上流の人達にメリットは少ない。
1967年(昭和42年)の発端から2000年夏の中止まで、ダムに翻弄された美和村と緒川村の人達。
『村は沈まなかった: 緒川ダム未完への記録』の「あとがき」の中に

「村」は、ダム底に沈まなかった。その事実だけはのこった。後遺症がないわけではないが、これを新たな出発点として里山の典雅な風景を素地とする共同体がいきいきとよみがえることを、下流に住まう筆者は祈るばかりである。

とある。僕も同感だ。宮永賢治さんの「環の花」の活動が実践されんことを切に願う。
また、箕川恒男さんの著作を拝読し、立派な仕事をなさっていると改めて尊敬の念を捧げたい。
  1. 2013/08/21(水) 15:26:09|
  2. 人と作品
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離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
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