よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

「天礼寸己(てれすこ)八笑」(片岡洋一作 (M30号)

「天礼寸己(てれすこ)八笑」(片岡洋一作 (M30号)

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茨城県民文化センター展示室で「51回二科茨城支部展」が20日まで開催された。
最終日は2時までと知らず、3時頃に着いたので観られなかった。

東郷青児が会長の時代は派手なパフォーマンスなどで大変な勢いだった。
「二科会」と云えば、洒落た人達と作品を思い浮かべた。
土浦出身の吉田正雄さんは正しく、二科の申し子と言う感じであったが、惜しむらくは、若くして亡くなった。

水戸在住の片岡洋一さんはその様なタイプとは異なり、江戸時代の浮世絵師、と言う感じがする。洋画家ではあるが見るものすべてを墨絵で描く。更に、紀行文や随筆も書く。まさに、筆の立つ人、といえる。
惜しむらくは、10年以上前に脳梗塞になり半身不随となってしまった。
今でも、リハビリを兼ね左手で鉛筆画は毎日描いておられるようだ。

この絵の題は「天礼寸己(てれすこ)」。
「てれすこ」とは、落語の演目の一つ、または、「てれすこ」に登場する架空の生物で魚類の一種と思われる。「 てれすこ」を乾燥させたものを「すてれんきょう」と呼ぶ。
それを織り込み、『東海道中膝栗毛』でお馴染みの、弥次さん喜多さんの珍道中を映画化し2007年(平成19年)公開された。
弥次さんには、昨年12月に亡くなった十八代目中村勘三郎、喜多さんには柄本明を配し、一緒に旅する花魁に小泉今日子という異色の顔合わせの時代劇。
テレビ放送で見たが、芸達者な三人が繰り広げた喜劇だった。

「てれすこ」を「天礼寸己」と万葉仮名にしたのは片岡さんなららではのこと。「一竿斎」と自称したほどの釣り好きだが、釣った魚を描くと、魚の専門家から“どうのこうの”と云われるのにこたえるのが面倒で、魚を全て「「天礼寸己(てれすこ)」とよんだ。画題は「天礼寸己八笑」八匹の魚が笑っている。何を・何に対して笑っているのかは、観る方の想像にお任せ。
  1. 2013/05/21(火) 13:17:51|
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