よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

「林住期」(りんじゅうき)@筧次郎さん出版記念の会で

「林住期」(りんじゅうき)@筧次郎さん出版記念の会で

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お花を贈呈された筧次郎さん陽子さん。


『自立社会への道―収奪の五〇〇年を超えて』(新泉社)の出版記念の会で挨拶に立った筧次郎さんは
『原稿は5年前に完成していたのですが、出版を引き受けてくれる会社が見つからず、やっと新泉社に決まりました。その後は、担当者の方と内容についての討議を重ね、やっと出版の運びになりました。
百姓生活に入って30年、歴史と経済の本を上梓出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。
20年目でなく40年目でも無い、30年目というところに意義を感じます。

古代インドでは人生を「学生期」(がくしょうき)、「家住期」(かじゅうき)、「林住期」(りんじゅうき)、「遊行期」(ゆぎょうき)」に区切る「四住期」の思想が有ります。
先ず「学生期」文字通り学ぶ時期です。私はこの時期が長く、この宇宙が存在しているのは・その宇宙に私が存在している意義は等を考えていました。
35歳にして鋤鍬農業をこころざし、自分自身の生活を始めました。
いわば「家住期」に入りました。
以来30年、55歳となって「林住期」を迎えたと思っています。』

ここまでを聞き、〈おや〉っと思った。

最近、五木寛之のエッセイ集『元気』や『他力』などを寝る前に、頁をめくる。
短い文章だが、生・老・病・死が分かりやすい言葉で説かれている。
そこにも、何度か「四住期」の話が登場する。

筧さんの出自は水戸市の信願寺だから、仏教に対する知識は身に付いているから、「林住期」の話は何らおかしくはないが、僕自身は「林住期」を過ぎ「遊行期」に入り、新たな静かな世界を目指さねば、と思いつつ、具体的な考えに及ばない日常。
更には間もなく1年となる大震災と原発事故に何をしなければ。と迷い悩む。

僕は筧さんの弟さん(現・信願寺住職)との縁で筧さんの京都時代に知り合った。
八郷で農業を始めた時『次の世代を守る会』の会員となり、農業の大切さを知った。
自分でも実践しようと思い、友人の畑を借りて日曜菜園を始めた。

『自然農法わら一本の革命』( 福岡 正信著)に影響されて、自然農法を選んだ。
余り、手間を掛けなくても良いという利点もあった。
5年程経って、畑が那珂川の新堤防の敷地になることになり、場所が遠すぎで現役で仕事中でやはり無理。
別な土地を借りることは出来たが、ギブアップしてしまった。
その間、作物を育てる楽しみ、収穫した本物の野菜を味わうことが出来た。
自然が相手だから、四季それぞれの風景の変化も楽しめた。
これなども、筧さんとの縁による、懐かしき想い出。

この日の会に参集された方々、筧さん一族(幡谷家の子供さん達)以外は、ほとんどが、「林住期」から「遊行期」の方々。

顔の色つや、手足の逞しさ。
農業で自立した生活をされているからこその日本人の姿をした人たちばかりであった。
「遊行期」を迎えた我は何とする。
  1. 2012/03/07(水) 22:14:30|
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Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
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の気持ちを大切にしたいと思います。

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