よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

「親鸞聖人大山草庵跡」@茨城県城里町(旧桂村)

「親鸞聖人大山草庵跡」@茨城県城里町(旧桂村)

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常北町から123号線を北上し栃木県茂木に至る那珂川沿いの道。
或いは118号線の常陸大宮から北から袋田・大子への奥久慈、又は349号線常陸太田から北の水府・里美方面の山あいの道。

何れも、晩秋から初冬の木々は真っ赤ではなく、黄色に色づく。
水戸から1時間以内で到達できる風景は、故郷の様な懐かしさを感じる。

御前山周辺の里山の紅葉を観て、那珂川の赤い橋のたもとの「桧山ストア」で味噌饅頭を買い(お勧めです)水戸に戻る途中、いつも気になっていた「親鸞聖人大山草庵跡」に降り立ってみた。
茨城県内には親鸞聖人の旧跡が多いにもかかわらず、訪ねる機会は少ない。

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1214年、親鸞は、越後から常陸に入る。
1216年、稲田の草庵から約5里(約20キロ)、大山の草庵で法然上人の3回忌法要をおこない、草庵を常陸奥郡の布教の中心地とし開宗宣言をした。とのことだが、往時を偲ぶもの古い幾つかの墓石のみ。

脇には阿波山上神社(あわやまのうえじんじゃ)の鳥居、そこから本殿まで、長い参道が続く。神社は社伝によると大宝元年(701年)の創建という。

  1. 2012/11/29(木) 12:37:25|
  2. 宗教
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「古九谷名品展」@戸栗美術館 渋谷区松濤


「古九谷名品展」@戸栗美術館 渋谷区松濤


戸栗美術館

渋谷区立松濤美術館で「古道具、その行き先 ―坂田和實の40年―」を観た。

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普通なら見逃してしまうものを、自分の価値観で拾い上げる“眼の確かさ”を感じた。幅広い観客を集めた展覧会だった、

この辺りは旧鍋島藩の屋敷跡で高級住宅が立ち並んでいる。

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観世能楽堂の隣に「戸栗美術館」がある。
実業家・戸栗亨が蒐集した陶磁器を公開する目的で1987年開館した。

「古九谷名品展」は1610年代に。朝鮮からもたらされた製磁技術をもとに肥前地方(佐賀県有田)一帯で国産の磁器・伊万里焼が誕生した。
当初は藍色で文様を描く染付が主流だったが、1640年代後半に色彩豊かな色絵ができる様になった。
初期の色絵は加賀(石川県)の九谷で焼かれたとして古九谷と呼ばれたが、発掘調査で、伊万里で焼かれたとする説が有力で、最近は「古九谷様式」と呼ばれている。
「古九谷様式」の名で呼ばれる、それらの初期の色絵は形や色が多様でそれぞれの特徴も説明され、なるほどと思うことが多々あった。
モチーフを強調する大胆な構図も「古九谷」の大きな魅力だ。

i色絵鳳凰図 平鉢 県文 17世紀


「色絵鳳凰図平鉢」(石川県立美術館所蔵)*今回の展示品ではありません。

「戸栗美術館」で「古九谷様式」の名品を拝見し、山上鎮夫さん旧蔵の「色絵鳳凰図平鉢」を懐かしく思い出した、

器面いっぱいに鳳凰を、ただ一羽だけ描いてある。
鳳凰の胸部の張り、鋭い目つき、足部の力強さ、尾羽の動きなど、写生を基礎にデフォルメされた造形の美しさ。
さらには五彩で彩られた色彩の絢爛豪華さ、山上さんは「どう観ても絵師の仕事でしょう、古九谷と古伊万里は異なります」とキッパリ。
生命力に満ちあふれた力強いデザインは確かに一味違った。

戦後まもない頃、三つに割れた大皿を縄でくくって現れた道具屋さんから途方もない言い値で買ったという。曰くが有る品、

自分が良い、と感じたものを素直に買う。
山上さんの収集も坂田さんの「もの」選びと共通したところが有った。

  1. 2012/11/28(水) 18:01:26|
  2. 美術展
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水から生まれる絵 @茨城県近代美術館

水から生まれる絵 @茨城県近代美術館
11月3日~平成25年1月20日


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茨城県潮来市出身の画家・版画家堀井英男(1934-1994)の没後18年にして初の大規模な回顧展が開催されている。
主催者が「知る人ぞ知る」というが初めて聞く名前だし、作品を観たことも無かった。しかし、世の中には知られていない素晴らしい人がいるものだ、と感激した。

資料による、展示の構成は、
第Ⅰ章 抽象の時代 ―油彩画,木版画,初期銅版画 1965~1971
花や仮面など具体的なイメージをもとに、抽象的な線と色で画面が構成された初期の作品。リズミカルで浮遊感のある描写が特徴。

回転する像-2 1980年

第Ⅱ章 窓と部屋 ―銅版画-ⅰ 1971~1980
黒と鮮やかな原色の空間に白い人物が浮かび上がる色彩銅版画の連作が充実した時期。「透視窓」「閉ざされた部屋」などと題され、現代の閉塞的な社会状況を鋭く風刺する。

虚構の部屋№2 1980年

第Ⅲ章 幻の中間色 ―銅版画-ⅱ 1980~1989
淡い中間色の背景に中性的な人物が配されたより静けさと幻想色が強まる時期の作品。晩年にはリリカルな少女像が描かれ、禁欲的世界からの解放を感じさせる。

1990年開かれた顏90-2 

第Ⅳ章 顔と風景 ―水彩画 1987~1994
正面から見た人の顔や風景のようなイメージが浮かび上がる、不思議な詩情の溢れる水彩画。晩年は闘病しながら描かれ、開放感と緊迫感とが同居する。今回ほぼ初公開の作品群。
コラム1 堀井英男が愛した水郷
ふるさとの潮来を描いた油彩画や、自作の詩とともに綴った詩画集『水のさと』を紹介。
コラム2 銅版画と水彩画の重なり
一見作風の異なる銅版画と水彩画の共通点と、画家の試行錯誤の軌跡に焦点を当てる。
コラム3 中国幻想
中国旅行で描かれた蘇州や黄山などの水彩スケッチと、時間を経て醸成された心象風景を描き止めた抽象的水彩画。


詩画集『夢のそとで』(1972年/詩:黒田三郎),『死の淵より』(1978年/詩:高見順),『幻花』(1983年/詩:田中清光)も制作している。
発表を前提に、作品として制作されたものが多いのだろうが“売れる、売れない”は関係なくとにかく描くのが好き、描かずにはいられなかった純粋な人柄を感じた。

晩年は病と闘いながら、人知れず制作していたという。
亡くなった後ではあるが、多くの人達に感動を与えた。
往々にして、この様なことが芸術家の宿命なのか。
企画した学芸員の方にも感謝したい。


  1. 2012/11/28(水) 00:27:52|
  2. 美術展
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ザクロ(石榴、柘榴、)の実

ザクロ(石榴・柘榴)の実

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ザクロの実を戴いた。
初夏に鮮紅色の花を付けたザクロは優雅だが、棘のある枝の葉が黄色くなり、或いは葉が落ちた状態で実を付けている姿は正しく、晩秋から初冬の風情を感じさせてくれる。
僕の好みを承知している先輩が、庭のザクロの実を枝つきのまま下さった、のだ。

そのまま飾って置いてもしばらく楽しめるが、割れた皮から種を取り出し、種食をしゃぶれば甘酸っぱい味がする。
近頃は、果物店の店頭で大きなものが売られているが、子供の頃はよそ様の実を採って食べた。

ザクロ


漢字で「石榴」「柘榴」と書くが、日本には中国或いは朝鮮経由で10世紀頃に渡来したらしい。
その源流を辿れば、トルコ辺りらしい。
そう云えば、2008年6月にトルコに旅したが、その際トルコ各地でザクロジュースを飲むことが多かったし、粉末ジュースを土産に買ってきたのを思い出した。

ザクロにはシルクロードの痕跡が色濃く残っているのだ。

  1. 2012/11/26(月) 22:16:51|
  2. 植物
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近頃「近美」が面白い。@茨城県近代美術館

近頃「近美」が面白い。@茨城県近代美術館

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「マルシェ・ド・ノエル」


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11月23日(金)から今日(25日)迄の3日間、茨城県近代美術館のレストランの前のテラスで「マルシェ・ド・ノエル」が開催された。
クリスマスを前にクリスマスの品々を買いそろえる市だが、生活スタイルの欧米化により、日本でも盛んになっているらしい。
千波湖畔を見渡すテラスに、クリスマスのオーナメント・キャンドル・リース・雑貨・お菓子・ワイン等30店舗近くが軒を並べた。
最終日の終了間際に行ったので、片付けに入るところだったが、賑わった余韻が感じられた。
千波湖の黄葉を見渡す丘の上のテラスからでの市場は一味違う。
お題目を考えて、年に数度は開催してほしい。


「水から生まれる絵 -堀井英男の版画と水彩-」
美術館展示は、潮来市出身の堀井英男(1934-1994)の版画と水彩画。
この展覧会については、後程紹介する予定。
会期は11月3日(土) - 平成25年1月20日(日)。
あまり知られていないが、いい仕事をした作家を紹介する企画を継続して戴ければと思う。

今回の展覧会を含め、
2010年川端康成コレクション展 -文豪が愛した美の世界-
2011年「耳をすまして―美術と音楽の交差点―」
等の企画展は関連企画も工夫が感じられる。
作品を、どう見せ・感じさせるか、が学芸員の腕の見せ所。
茨城県近代美術館の職員の努力に敬意を表したい。

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更には、「ミュージアムショップ みえる」
5月頃からか?ミュージアムショップ がリニューアル・オープン。

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これが、なかなか楽しい店。
客数はだいぶ増えたようだ。
何処の美術館のミュージアムショップもアイデアを競うようになったが「ミュージアムショップ みえる」は、未来が見える。
  1. 2012/11/25(日) 22:25:13|
  2. 美術展
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菊池聡 書展―筆走るー @ craft gallery momohana

菊池聡 書展―筆走るー @ craft gallery momohana
2012年11月23日~12月2日


菊池聡


菊池聡さんの書の展覧会が開催されるとの案内状を戴いた。
ギャラリーの名前と住所は「craft gallery momohana」水戸市中河内2620-5、
何処だろうと思った。
国道118号線(瓜連・大子にむかう)の千歳橋を渡って、大きく右に曲がるカーブの辺りにギャラリーが在る?
在りました。良く通る道だが、カーブの先は車線が狭くなるので前方ばかりを注意しているから、気づかなかったのだ。

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駐車場の脇に「Natural Bleu」の移動花屋さん・犬田真知子さんが店開きしていた。展覧会の初日を祝して、1日だけの販売とのこと。

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白い小さな建物の、可愛いいギャラリー。
開業して2年経過したというが、木の香も新しい。
通常は陶器などのクラフト製品を販売しているが、企画展に際して、全て片付けてスペースを確保したとのことだ。

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画廊主は若い女性。
案内には
『菊池聡さんは、小児麻痺の影響で、外出は車椅子利用の生活をしています。
菊池さんの書を始めて見たのは、何年前になるでしょうか。
個展に伺ったのですが、そこには菊池さんの世界が広がっていました。
お体はちょっと動きにくいこともあるけれど、紙の上にかかれる文字はどこまでも自由。菊池さんならではの、感性豊かな文字による世界です。』
とある。

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車椅子に座った菊池聡さんとお母様がいらした。

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作品は、のびのびと自由だ。
多くの人に観て頂きたいと思いました。


  1. 2012/11/24(土) 00:49:18|
  2. 美術展
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プロフィール

たかはし よういち

Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
私が別に運営している「西の谷万葉公園を美しく」のブログは、以下のリンクからアクセスしてください。
重複する記事も有りますが、自然を大切に、簡素な生活を。
の気持ちを大切にしたいと思います。

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