よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

「望郷―TOKIORE(I)MIX」 山口 晃展 

「望郷―TOKIORE(I)MIX」 山口 晃展 
@中央区銀座5-4-1メゾンエルメス8階フォーラム
            2012年2月11日~5月13日


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先週末に上京した。
いつも高速バスを利用している。
何より、料金が安い。しかも、便数が多いから文句なしだ。
時間が掛かるという人も居るが、僕の場合、ドアからドアで往路が3時間、復路は2時間30分。

都合により浅草・上野・東京駅で下車する。
今回は東京駅で下車し、竹橋の国立近代美術館の「ジャクソン・ポロック展」に向かう。

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東京駅の改築・改装工事が進んで、塔尖端部が見えるようになった。
新築当時の姿が間もなく戻ってくる。

「ジャクソン・ポロック展」については、後で書くにして、エルメス8階フォーラムで開催されている山口晃の展覧会について。

銀座の街あちこちに、世界的なファッションブランド出店している。
エルメスもその一つだが、高級ブランドには縁がないから先ずは行くことはない。今、最も注目される現代美術作家のひとりである山口晃の展覧会がエルメス8階で開催されていると知って行ったが、店頭から入って一番奥のエレベーターで8階に。

『忘れじの電柱/2012』
8階・9階の吹き抜け部分を使用して電柱と電線を配置。電信柱のシリーズで描かれたものを立体作品としている。通常の電信柱に近いサイズだけに迫力があるし、絵と同様に電信柱に便器やお宮などがユニークなものが付け加えられて、ユーモアがあふれている。
昭和30年代の古き町、僕は観ていないが『3丁目の夕日』を連想させる。
とはいえ、空想が混ざり合っているから、まるで当時の現実の光景、ではない。


『正しい、しかし間違えている』

白い小さな部屋、作者のアトリエの一部的な机やいす。
壁に貼られた、作品の設計図的な紙。
だまし絵のような部屋で、床も天井も全ての線が怪しいのだが、不思議にまともに見える。

『Tokio山水図2012』
閉廊後に作者は書き加えているとのことで、進行中の作品。会期終了の5月には完成するのだろうか?
「望郷―TOKIORE(I)MIX」のサブタイトル。
トウキヨウリミックス、トキヲリミックス、トキオリミックス。
時空が混在し、古今東西の事象風俗を、卓越した画力によって描き込まれた東京・江戸の俯瞰図(作品は現在進行中で、鉛筆の下書きを見た感じ)。
大画面に繊細な描写にも関わらず、力みを感ぜず淡々と楽しみながら自由に描いている。

日本美術史と大和絵に対する深い造詣をバックボーンにし、日常と空想が混ざり合う山口 晃の真骨頂。
今様の浮世絵師ともいえる。

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画廊においてある、パンフレットや図録を観ると、書籍の装丁や新聞の挿絵、ポスターなど作品の幅が広く、無限の才能を感じた。
  1. 2012/02/29(水) 23:15:15|
  2. 美術展
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雪の弘道館公園  @水戸市三の丸

雪の弘道館公園  @水戸市三の丸

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今日は2月29日、4年に1度の閏日。
未明からの雪が午前中まで降り続いた。
春の雪でも、午前中は北関東自動車道路が通行禁止になった。
たかだか5センチ程度の積雪でも交通に支障が出る。

雪に化粧された弘道館公園に出かけてみた。
夕方でもあったが、雪と寒さで観光客はまばら。
しかし、雪は風情を高めてくれるもので、訪れた人は幸運だ。
桜田門外の変は万延元年3月3日(1860年3月24日)。
関東地方は春の雪が多い。

桜田門外の変に遡ること20年。
弘道館が水戸藩の藩校として第9代藩主 徳川斉昭により天保12年(1841年)創設された。
藩士に文武両道の修練をつませようと武芸一般はもとより、医学・薬学・天文学・蘭学など幅広い学問をとり入れた、いわば総合大学というべきもの。
創設時の規模は178,431㎡、旧県庁舎や三の丸小学校を含んで現在の4倍くらいの規模で当時の藩校としては国内最大規模、政治的にも経済的にも混乱の時期に大英断であった。

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正門

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正庁

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孔子廟(こうしびょう)の門。
震災により被害を受け、修復がなされていない。

  1. 2012/02/29(水) 21:21:33|
  2. 水戸
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ブラヨー写真館 @奈良・京都

ブラヨー写真館

10時からTV番組『ブラタモリ』を見た。
古地図を手に都内のあちこちを散歩し、過去の痕跡を発見する。
浮世絵や古地図を参考にして制作したCGを現代に重ね合わせる。
些末なことに拘るタモリならではの番組。
一般の人が入れない場所に潜入出来るのも、テレビの取材だから。

前回の放送では、徳川家康が作った物流の大動脈・小名木川を水上探索し、都会に残る「江戸の運河」のヒミツを探った。
後編は、江戸の運河がどのように東京に受け継がれたのか追跡し、江戸の水運から平成の物流がテーマ。
富岡八幡宮や深川近辺、江戸の文化が完全に現代に引き継がれている。

『ブラタモ写真館』というコーナーは、何でもないものがタモリの目を通して見れば・・・

僕も、街をぶらぶらするのが大好きで、時には写真を撮る。
撮るのを忘れることもあるし、肝心なところ写していない。


奈良・京都の旅の写真、消去する前に・・・・
タイトルはパクリだが、それほどマニックではない。

大船軒

押しずし


新幹線に乗る前に購入した大船軒の弁当。
鯵の押寿し・鯵と小鯛の押寿し。

御松明


二月堂のお水取り、お松明に使用する大きな竹を準備中。
今頃は、出来上がっているでしょう。

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錦の市場、早くも筍。

スパーカブ

自転車


新京極のアーケードの店頭で見かけた自転車とスーパーカブ。
真っ赤な色が素敵だ。

おでん

タコ焼きホルモン焼き


河原町通りの屋台。おでんとタコ焼き、そしてホルモン焼き。

イノダ本展

イノダのコーヒー


イノダコーヒー本店。
旦那さん連中が自転車で乗り付け、朝のコーヒーを飲みながら世間話。
良い雰囲気です。

明暗寺


明暗尺八根本道場の明暗寺は虚無僧寺の本家本元。
最近、虚無僧の姿を見かけませんね。
  1. 2012/02/23(木) 23:30:58|
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重森三玲作・東福寺方丈庭園

重森三玲作・東福寺方丈庭園

方丈とは禅宗寺院における僧侶の住居。
後には相見(応接)の間の役割が強くなった。
東福寺の方丈は明治23年に焼失し、明治23年に再建された。
100年以上を経ているから、それなりの風格を感じる。

東西南北に四庭が配されている。
禅宗の方丈には古くから多くの名園が残されているが、方丈の四周に庭園を巡らされているのは、東福寺方丈のみだという。

この庭は重森三玲の作で、昭和14(1939)年に完成された。


南庭。


南庭1

南庭3

南庭2


広さ210坪の枯山水庭園だが、西方には築山がある。
巨石が配され、鎌倉時代の質実剛健な風格を感じる。


特に有名なのが、北庭。


北庭

北庭2



もと御下賜門内にあった敷石とウマスギゴケを用いて市松模様に配置した庭は、彫刻家・イサム・ノグチは「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評したそうだが、現代的な感覚の庭だ。


東庭・北斗の庭。

北斗星1


もと東司(重要文化財、旧便所)に使われていた円柱の余石の七本を北斗星に見立て配置した独創的な石庭で、狭い空間ながら小宇宙を感じさせる。
まさに、重森三玲の世界だろう。

西庭。

西庭


サツキの刈込と砂地とくず石。
地形的にも複雑、北庭に続く通天台と呼ばれる舞台もある。


重森三玲(しげもり みれい1896年 - 1975年)の経歴を調べてみると。
日本美術学校で日本画を学び、卒業後に東洋大学文学部に進学。
にいけばなと茶道を習い稽古に励む。

昭和4年(1929年)京都へ移り住み、翌年には勅使河原蒼風らと「新興いけばな宣言」を起草(当時は未発表)、いけばなの革新を世に提唱した。

その後は日本庭園を独学で学ぶ。
昭和11年(1936年)より全国の庭園を実測調査し、全国500箇所にさまざまな時代の名庭実測、古庭園の調査などにより、研究家として日本庭園史のさきがけとなっていく。

昭和14年(1939年)、『日本庭園史図鑑』26巻を上梓して庭園史研究の基礎を築き、また昭和51年(1976年)には息子の重森完途と共に『日本庭園史大系』全33巻(別巻2巻)を完成させるなど庭園史研究家としても多大な功績を残した。
『日本庭園史大系』などは、東日本大震災で被害を受けた庭園の修復の貴重な資料になるとも聞いた。

敷石や円柱などを巧みに使いこなし、植栽と融合させる。
伝統を受け継ぎ、創造につなげた偉大な人物と思った。

  1. 2012/02/22(水) 23:15:23|
  2. 庭園・公園
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東福寺・龍吟庵庭園

東福寺・龍吟庵庭園

重森 三玲(しげもり みれい、1896年 - 1975年。昭和期の日本の作庭家・日本庭園史の研究家)について建築家の中込佶さんから聞いたことがあった。

僕が骨董に魅せられていた35年前頃、〈お茶の世界も分からなくては〉と友人宅にお茶の稽古に通ったり、奈良・京都に足繁く運んでいた時代。

その頃、中込さんは淡交会茨城支部の青年部長を引き受けていた。
茶室などにも造詣が深かかったので、重森 三玲の庭実測図や古庭園について教えてくれたのだろう。
会合で京都に行かれる機会も多く、訪れた有名茶室の話などを聞かせて頂いた。

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龍吟庵庭園


今回、「非公開文化財特別公開」で重森三玲の作の東福寺・龍吟庵の庭園(1964・昭和39年)が公開されるとのことで、東福寺に向かった。

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龍吟庵



東福寺第三世住持 無関普門(大明国師)の住居あとで方丈(国宝・室町)は単層入母屋造、こけら葺。その正面は七間(約12.7m)、梁間は五間(約9m)、柱間中央に両開き板唐戸の入口を設け、両端の柱間には遣戸をはめ込むなど書院造に寝殿造風の名残をとどめた、現存最古の方丈建築です。
背面に開山堂があり、大明国師座像(重文・鎌倉)を安置しています。大明国師は南禅寺の開祖でもありました。

龍吟庭

方丈を東西南に囲む三ヶ所からなり、いずれも枯山水の庭。

西庭「龍の庭)」


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特に有名なのが西庭、龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を四国産の青石の石組で表現している。
白砂と黒砂は雲を顕している。
四国産の青石は苔のつかない種類、折からの小雨・小雪を得て緑色が強く見える。


東庭「不離の庭」



方丈と栗を結ぶ渡り廊下に面した、長方形の小さな庭。
中央の石組を囲んで、鞍馬石を砕いた赤い砂が取り囲んでいる。
鞍馬石も、水を含んで赤みが強くなっている。

石によっては、水を含むと色の変化が激しい、ということが分かった。
雨が降っている時が、見頃と云う事もあるわけだ。
  1. 2012/02/22(水) 20:08:42|
  2. 庭園・公園
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ライブラリーラウンジ・バー「ヘイヴン」@京都ロイヤル&スパ

文字色ライブラリーラウンジ・バー「ヘイヴン」@京都ロイヤル&スパ

「京都ロイヤル&スパ」に泊まろうと思ったのは、河原町三条で、どこに行くのも便利だし。祇園辺りで飲み食いしても徒歩で戻れる立地の良さ。

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隣は「カトリック河原町教会」で入り口には水戸出身の彫刻家・木内克作の「聖母子像」が建っている。
水戸京成百貨店の1階エスカレーター脇に設置されている像と同じような形だが、大きさはこちらが、かなり大きい。
木内さんは後藤清一さんの先輩で、表現方法は異なるが、どちらも水戸人としての気骨を持った生涯であった。

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このホテル、レセプションやロビーは狭いのだが隣のライブラリーラウンジ・バー「ヘイヴン」は英国風の重厚で閑静、僕の日常には無い空間だから憧れる。
これまで、京都に来た際に何度か利用したお気に入り。
いずれ、宿泊して寛ぎたいと思っていた。

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お好みのマティーニとジントニックを吞んでご機嫌。

  1. 2012/02/21(火) 22:50:53|
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「れんこんや」@中京区西木屋町

「れんこんや」@中京区西木屋町

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ビヤホールは河原町通りで近辺は飲食店やファッションやお土産やが軒を連ねる繁華街の中心。

寺西さんの案内で新京極のアーケード街・河原町・先斗町などの通りや路地裏を歩く。旅は、路地裏歩きが楽しい。

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灯篭の笠を使った、京都らしいしつらえの店頭。

夏なら、鴨川の河原を歩くのもいいが、この時期には無理。

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高瀬側の流れの脇、木屋町で「れんこんや」を見つけた。
以前に、何度か訪れた居酒屋。
30年前くらいか?茨城県知事を務めた岩上二郎さんが退職後、京都へ臨時のカバン持ちとして同行したことがあった。
京都大学にまなんだ岩上さんを「れんこんや」にご案内したら、大いに喜ばれた。
懐かしさのあまり入ってみることに。
寺西さんも、以前は良く来られたとのことだ。

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カウンターにテーブル席と小上がりのこぢんまりとした店内。
女将さんは、先代のお嬢さんなのか、気さくな人柄。
正二合入りの燗酒用のチロリを使用していたのだが、現在は使っていないとのこと。

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店名の由来の「辛子レンコン」。

こんな店が、繁華街のまっただ中に存在し続けていることが嬉しかった。
  1. 2012/02/21(火) 09:28:37|
  2. 旅行
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アサヒビアレストラン スーパードライ 京都

アサヒビアレストラン スーパードライ 京都
@京都市中京区河原町通

約束の6時、ホテルのロビーに寺西諄信さんがお見えになった。
五年ぶりの再会「近所のビアホールでも、如何ですか?」とのお誘い。
喜んで同行することにした。


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ホテルから歩いて5分、入り口に大型の生ビールタンクが2基設置されているビアホール。
アサヒビールの直営で歴史のあるところとのこと。
レンガに囲まれた店内は天井も高く明るい雰囲気。

友達との飲みかつ語らいにビアホールは最適だ。
僕の大好きな空間、水戸には無いのが残念。

先ずは、再会のご挨拶。
昨年末、後藤清一さんの『薫染』を観るため、国立韓国中央博物館に行ったこと。

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作品が、日本室の中央に展示されていて感激したこと。
写真をお見せしながら説明した。
次に、後藤清一さの長男・道雄さんは美術史家で、長らく仏像の調査にあたられている。
その業績が認められ、昨年秋の叙勲で、『旭日双光章』を授与された、ことをご報告。

中ジョッキを注文したら、大きくてビックリ。
通常の大ジョッキ以上だ。
吹田工場より直送される生ビールは鮮度抜群で、まことに旨い。
ビールは新鮮さが一番と、改めて感じた、

ソーセージなどの肉料理は当然としても、新鮮な魚を一匹丸ごと好みに応じて調理してくれる。

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魚の名前は忘れてしまったが、3匹それぞれをカルパッチョ・蒸・から揚げで注文した。

話が盛り上がり、ビールだけでは物足りず、お酒もたのんだ。
ビヤホールながら,日本酒もメニューにある。
嬉しいですね!

調子に乗り過ぎ、飲みすぎました。
  1. 2012/02/20(月) 21:31:01|
  2. 旅行
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プロフィール

たかはし よういち

Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
私が別に運営している「西の谷万葉公園を美しく」のブログは、以下のリンクからアクセスしてください。
重複する記事も有りますが、自然を大切に、簡素な生活を。
の気持ちを大切にしたいと思います。

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