よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

学芸員Aの最後の仕事

現代美術も楽勝よ。」展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで始まった。
2009・8・29-10・12

この展覧会は、水戸芸術館の所管作品(簡単に言えば館蔵品・コレクション)の展示。
従って、過去20年の企画展に展示されたものの一部。

それらを複雑な手法で展示し、1時間の映画作品にして見せたりもする。
知恵を絞った展覧会だ。

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展示室には上記の作品などが展示されてはいるが、作品のみならず木枠や工具や脚立などが放置されたように見え、オープニング前夜で未だ完了していない。と言う設定である。

さらに、この状況は『学芸員A最後の仕事』と言うタイトルの1時間の映画のセットでもあるのだ。
この映画を製作したのは若手アーティストユニット Nadegata Instant Party (中崎透+山城大督+野田智子)が、水戸の市民を中心に募集したヴォランティアスタッフやキャストによる。
ミステリー仕立てで作品の解説も兼ねている。
短い時間で、しかも素人集団にしては良く出来た作品だ。

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ジェームズ・タレルの「ソフト・セル」は10分間作品内にすわり無音の暗闇を体験できる。
そのほかにも、たくさんの関連イベントも用意されている。

詳しくは、リンクしている水戸芸術館のHPを御覧下さい。

Nadegata Instant Party のHPは
http://www.nadegatainstantparty.org/
  1. 2009/08/30(日) 08:19:20|
  2. 水戸芸術館
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「現代美術も楽勝よ。」展

「現代美術も楽勝よ。」展
8月29日~10月12日 @水戸芸術館現代美術ギャラリー


今から、展覧会を観に行く。先ずはその前に。

今度の展覧会、チラシが4種類ある。
これが面白いのでご紹介。

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とかく、現代美術は分からないとか難しい、という人が多い。
僕もそのうちの一人だった。

水戸芸術館の開館以来、現代美術と称される展覧会を観る機会が多くなった。
好奇心は旺盛で、何はともあれ観てみる。
なんか分からないにしても、これも美術のうちなんだ。
ということが漠然と感じる。
楽しいもの、つまらないもの。いろいろ感じる。
まあ、それでいいのだ、と思う。
思いや感じ方は人それぞれだから。
  1. 2009/08/29(土) 14:26:57|
  2. 水戸芸術館
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龍興寺跡の石仏群

龍興寺跡の石仏群

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1999年8月の「中国仏教美術を訪ねる旅」は石窟寺院の仏像を観ることであったが、さらに、北京の歴史博物館で開催されている『山東青洲龍興寺出土仏教石刻造像精品』展を観るのも大きな目的であった。


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1996年10月に中国山東省龍興寺跡に埋められていた北魏~北宋時代の仏像(6~11世紀)が出土した。作ゆきが優れ、金箔や彩色の保存状態の素晴しい石仏群は世界中に衝撃を与えた。発見間もない時期に公開されるのは稀な例で、貴重な大発見を多くの人たちに公開する為であった。会期は1999年7月9日~11月9日。

この展覧会終了後、北京オリンピックの開催に向け博物館は大幅な改修工事に入り休館の予定。
従って、展示空間は決して良くは無かった。
しかし、発掘まもなくの仏像は破損した石片を繋ぎ合わせ、載せる台座も急造であったが、観たことも無い仏像群は未だに脳裏に焼きついている。


同様の石仏は青洲の近辺で幾つか発見されてはいたが、400体が一度に出土したのは大発見。
工事中偶然に発掘されたが、破壊された仏像が丁寧に埋葬されるように積み重ねられていた。何らかの事情で壊されたが、忍びないと思う人たちによって隠されたのであろう。

小さな物から大きな物まで、石目・石の質は固そうで緑がかった灰色。
固い石を精巧に彫られた線が素晴しい。

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文様も細部にいたるまで手が込んでいる。彩色も赤を中心にかなり残っている。
金箔が残されているものも多い。
衣装の中に書き込まれた絵画も見事だ。

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北魏(386~534)~北斎(550~557)期を中心とする彩色石仏群はいずれも異なる顔の形、表情、姿態、服装、飾り物など個性的で、心の内なる仏教世界を表現している。
なにより、わが国の仏像の原点、法隆寺の夢殿救世観音や百済観音、金銅の釈迦三尊像などを強く連想させ、飛鳥寺の釈迦如来のお顔に酷似した石仏もあった。
何処から渡来したかの謎が解明される可能性もある。

2004年9月~28日から11月28日まで「中国国宝展」が東京国立博物館で開催された。
拝見に赴いたが大きな物が少なかったのと、点数も削減されていたのは、やむ終えない。
再見できたことは幸であった。
  1. 2009/08/28(金) 15:31:32|
  2. 美術展
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「黄門様の知恵袋」(思い遣り、子育て、人の道)

「黄門様の知恵袋」(思い遣り、子育て、人の道)
講師 但野 正弘さん  8月26日13:30~15:15 @茨城県立図書館


昭和44年の初放送された「水戸黄門」のテレビドラマシリーズは1000回を越える人気番組。他所の方々は、水戸といえば黄門様か納豆が連想されるようだ。
水戸に生まれ育ちながら徳川光圀(1626-1700)について知らない事が多い。


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講師の但野正弘さんは茨城大学卒業後高等学校教諭や短期大学の教授なども歴任した。
水戸市学会の理事・事務局長を務めている。

以前、茨城大学に国文学の塚本教授という方がいらっした。
文学の中の女性像を面白く、分かりや易く話するので有名な方であった。
但野さんのお話も面白いい、との噂を聞いていたので楽しみに出かけた。
定刻には満員の盛況、関心の高さが分かる。

入場時に渡された資料を基に話しを要約すると。
〔略歴〕
寛永5年(1628)水戸柵町で誕生。(初代藩主・頼房の三男)。
正保2年(1645)18歳『史記』の伯夷伝を読み反省・立志。
寛文元年(1661)34歳 水戸第二代藩主に就任。
元禄3年(1690)63歳 藩主引退。権中納言(黄門)となる。
〃 4年(1691)64歳 常陸太田の西山荘に隠居。
〃 13年(1700)73歳 西山荘で逝去。常陸太田・瑞龍山、水戸家墓所に埋葬。

*10代はかなりヤンチャな事もしたようだ。18歳の頃に志を立て、学問に励んだ。
*34歳で水戸二代目の藩主に就任するが、生涯を「武士の心」。
すなわち、一日一日をその日限りでいきる。『命賭け』の心であったと言う。

*30年間藩主を務め、藩政の基礎を築いた。
*隠居した晩年の10年間が『水戸黄門』と呼ばれる時代だが、殆ど遠出はしなかった。

〔儒教・『論語』の教えから〕―思い遣り
『己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ』
*「思い遣り」とは、思いをつかわすこと。相手の立場になってかんがえなさい。

〔子育て〕
*強制しないで、機会を観て納得できるように指導する事が大切。
*幼少時に聡明器用でであどもみだりにほめるべからず。14~15歳を過ぎて志が変じる事もあれば、悪いようであっても善くなる事もある。少年期~青年期の教育が大切と言う事だろう。

〔生活の心がまえ〕
『草履をば、つねに踏みそろへるように、心がくべし』
*非常時に対する心がまえ、平素に覚悟をもって行動していないといざというときに出来ない。

『無病延命は鳥獣にならふ』
*食べ過ぎず、常に腹八分目に。
*酒も飲みすぎぬこと。

〔人の道の重要さ〕
*学問と学術は違う。学問は人の人たる道を学ぶ事である。

〔仕事の心がまえと人事管理〕
*性格の異なる人たちを、長所を生かしながら、組み合わせて仕事をしてもらう。
*個性を見抜く力も必要だ。

もっと具体的でたのしい話しであった。おそらく講演会を重ね、自由自在だ。
助さん、格さんを伴なったテレビによる黄門像からの脱却は必要のようである。
  1. 2009/08/27(木) 17:13:22|
  2. 講演会
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だんご「伊勢屋」水戸市泉町3-7-23

だんご「伊勢屋」水戸市泉町3-7-23

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大工町の再開発事業のため移転し、雷神前の仮店舗で営業していた「伊勢屋」が泉町3丁目に新築開店した。

餅菓子、団子の専門店として親しまれていた店。
開店を心から喜びたい。

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アヤメ団子は、炭焼きしたうえで甘辛のたれ。
餡団子はくしに刺さずに、4個分入りでワンパック。
豆餅、豆大福、スアマ、など以前と同じ内容で、お値段据え置き。
1つ¥50だから、相変わらずお客は多い。

若干、味が違った。と感じるが、いろいろな状況が変化しての新開店。
やむ終えないところもあると思う。

精進して、水戸名物を保ってほしい。
御目出糖御座います。



  1. 2009/08/26(水) 21:49:27|
  2. 食生活
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秋明菊(しゅうめいぎく)

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秋明菊が咲き初めた。今年は街中で大分前から咲いたのを見かけてはいるが。
中国の湖北省が原産地とされ、日本には室町時代に渡来したと伝えられる。
菊とはいえアネモネ科で通常の菊とは異なる。中国名は秋牡丹というそうだ。

花弁が一片ずつ散っていくのと、次から次にと咲くので、長い間楽しめる。
切り花にすると水揚げが悪く、蕾が開かないまま枯れてしまう。
花は活けて楽しむより、咲いている状態のまま眺めるのが良いのだろう。

1998年と1999年に美術史家のG先生を先達に、同好の志と中国の仏教遺跡を訪ねた。
雲岡石窟と龍門石窟は1998年に訪ね、1999年8月21日から30日には炳霊寺石窟と麦積山石窟を訪ねた。丁度今頃で中国も同じような気候であった。

秋明菊を見ると、その旅を想い出す。

天水からバスで麦積山に向ったが、奇岩ともいえる麦積山が見える辺りまで進んだ山道の両側がピンク色の秋明菊で彩られていたのに感激した。
日本で云えば、道路の両端がコスモスで埋め尽くされている感じと同じようだ。
旅の印象は時間と共に薄れてゆくが断片的に想い出す。

ガイドブックの引き写しだが概略を記してみると。

麦積山石窟

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甘粛省天水県東南45kmの秦嶺山脈西端に位置する石窟寺院。
高さ142mの岩山全体の景観が、農村の麦わらを積みあげた形に類するので麦積山と呼ばれる。石胎と木芯の塑像が大部分で、7,200体を数え、1,300平方mの壁画が残っている。
東方崖と西方崖に大別され、前者には、千仏廊・七仏閣・牛児堂、後者には、万仏堂・天堂洞などの諸洞があり、上下左右に桟道を築いて往来できるようになっている。5世紀に開創との説もあるが、現存のものでは、北魏の6世紀の塑像が最も古く、竜門様式の影響が濃い。隋前後より、独自のふくらみのある作風となり、唐代には第13窟の摩崖三尊像のような大像もつくられた。壁画は仏説法図・仏伝図などが描かれ、西域風なものから中国風な様式へと展開をみせている。

炳霊寺石窟

蘭州の南西、黄河の北岸側の峡谷の中にある石窟で、炳霊とはチベット語で「十万仏」の意味を持つ。全長2キロにわたる石窟は、十六国時代の西秦から隋、唐、明、清までの各時代に造営された。
岩壁には190あまりの石窟があり、大小700体近くの仏像が残されている。
中でも最も有名な大仏は、171龕の唐代の大仏、最も古い大仏は、壁に「西秦建弘元年」(420年)と記されている第169窟である。
石窟の上部には、素晴らしい壁画も残されており、階段と桟道から観光できるようになっている。
険しい峡谷にある石窟にあり、イスラム教徒による破壊や外国人探検家による持ち出しを逃れたため、貴重な仏像が多く残されている。

炳霊寺

どちらも、交通の便は良くない。特に炳霊寺はダムによる堰止湖を高速のモーターボートで約50分も走る場所。それだけに想いでは深い。

花を見ると、その花にまつわる旅を想い出す。
秋の気配も深まってきた。旅の支度を整えておこう。

  1. 2009/08/26(水) 11:43:05|
  2. 旅行
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プロフィール

たかはし よういち

Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
私が別に運営している「西の谷万葉公園を美しく」のブログは、以下のリンクからアクセスしてください。
重複する記事も有りますが、自然を大切に、簡素な生活を。
の気持ちを大切にしたいと思います。

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