よーちゃんの雑記帳  

街と人との出会いが楽しみ。

西成田洋子展「記憶の領域2017」@ギャラリーしえる

西成田洋子展「記憶の領域2017」@ギャラリーしえる
2017年2月21日~3月5日


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西成田洋子さんの「記憶の領域」シリーズが始まったのが1991年。
自分の身の回りに有る廃物、布きれ・ボタン・ビニールチューブ・テープ・針金、新聞紙などを縫い合わせ、針金などで繋ぎあわせて形を造り、着色しニスで仕上げる。
怪獣のようでもあり、おどろおどろした感じは不気味でもあったが、現在の社会に対する悲しい抵抗にも見え、愛すべき存在にも思えた。

パーツのそれぞれには何らかの「記憶」が宿されているので「記憶の領域」と云うタイトルとなり、新たな「モノ」との出会いは発掘作業にも似て、尽きることなくシリーズ化した。

2002年、文化庁派遣研修員としておのーヨークに滞在してから、大分変化したように思う。

当初のジャンクアート的なものから、発表ごとに洗練され造形作品として完成度を高めてきたように思える。

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中央にドンと置かれたこの作品は、見る角度によっていかようにも変化する。

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縫い合わせて作られたこの作品は、ふっわとした毛のマフラーが付いている。
今までにない作風で、何か心境の変化でも?
写真が良く撮れていませんが、かなり精緻で濃密な作品です。

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最近は平面作品も制作されている。
作家は心のままに気軽に描いているように思えるが、立体の要素を平面に凝縮された感じがする。


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奥の部屋には身近な材料を使用した愛らしい小品が数点ならんでいる。
大作は手元に置けないが、これらは身辺の愛玩品として最適。

  1. 2017/02/23(木) 12:33:28|
  2. 美術展
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マキ ヨウイチ -タビノキセキ -@ギャラリー加古

マキ ヨウイチ -タビノキセキ -@ギャラリー加古
2月3日~2月12日


まき3


パリの街角やフランスの風景画を描いて人気のあったマキ ヨウイチ(1951~2011)の「タビノキセキ」と題する個展が「ギャラリー加古」(水戸市河和田1-1545-7)で開催されている。

最後の墨彩画5点のうち3点をシルクスクリーンによる版画(限定25部)として制作した記念の展覧会でもあるらしい。

1マキ

4マキ

西の内の和紙に描かれた、フランス南西の世界遺産の街・サンテミリオンの家並みの作品が特に素晴らしい。
作家は6年前に亡くなったが、存命であれば「和紙に墨」の世界がさらに発展を遂げたのでは、と思えた。

2マキ

「ギャラリー加古」オーナーの菅野政司さんは、元ボンベルタ伊勢甚美術部・画廊担当だった。作家やコレクターに広い人脈を生かして創業したのは2001年11月。5年・10年と継続するのは至難の業。

創業20周年に向け更なる展開を願った。
  1. 2017/02/05(日) 17:15:50|
  2. 美術展
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島剛彫刻展@ギャラリー桜林(常陸国出雲大社境内)

島剛彫刻展@ギャラリー桜林(常陸国出雲大社境内)
2016年12月17日~2017年3月5日

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「島剛彫刻展 CORE SAMPLE WORK Inward⇆Outward 地中内視/向き合う視線」

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会場は常陸国出雲大社境内の「ギャラリー桜林」は2016年2月に新設された「桜林館」に開設された現代美術のギャラリー。
宗教法人に附属した美術館・ギャラリーが多いのは、教祖や関係者に美術に対する感性・霊性が強い方などが多いのかもしれない。

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案内ロボット、Pepper(ペッパー)がお出迎え。

画廊代表の石橋研二郎さんによると「高橋宮司はミヅマアートギャラリー代表三潴 末雄氏と学生からの長い付き合いで、海外旅行などを通して世界の芸術や文化宗教に触れ、“日本文化を世界に誇る文化として発信したい”お互い共感していたことにあると思います」との話。画廊専従者を配置していることから意気ごみの程が分かる。何れは美術館の開設か。


島剛(しま つよし1963~)は木型の内部を炎で焼きコンクリートを流し込んで取り出した「Firework」シリーズ(1987年)に始まり、ブロンズ像によるモニュメント「木霊の壺」(1996年)、陶土に木肌を写し取る手法による大型陶彫「倒木更新」や「切株更新」シリーズ(1998年)などを制作し、2003年から1年間の屋久島研修後は、磁土を熔かしこむ無垢の塊作品「0 point」シリーズ(2012年)を発表するなど様々な素材と対峙し制作している

1996年茨城大学講師として着任以来2000年助教授、2014年から教授として現在に至る。

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本展は、2014年から取り組む多色の廃棄ビンを熔解させた無垢のガラス作品の「元型の海」、「泥雲」などに続く「CORE SAMPLE WORK」シリーズ。


作家の住まいの近所、木内酒造の「ネストビール」の廃棄ビンを熔解させた。

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原料にするガラス瓶の色・溶解温度や冷却時間などにより、多彩な作品が誕生する。

温度や時間の見極めが重要なポイントとなる。

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岩の様な1.、5トンの重量作品も。

素材が変っても地球や自然への畏怖、再生・更新を主題とする世界観と制作態度は変らない。
  1. 2017/01/21(土) 16:27:43|
  2. 美術展
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五味田充子 ニット展@ギャラリーしえる

五味田充子 ニット展@ギャラリーしえる
           - ルージュの伝言 ー

1月17日~22日まで

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水戸市見川町の「ギャラリーしえる」は幅広いアート作品展が展示される。
女性が好む、織物やニットさらには染色などの展覧会もある。

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糸作りから編み上げるまで一貫して手作りにこだわる五味田充子さんの「手紡ぎニットと小物展」は毎年1月に開催されるので、常連さんも多い。

今日(19日)に訪れたが、会期3日目にも拘らず大勢のお客で賑わっていた、

羊の原毛を解きほぐして糸に紡ぐ。
糸を好みの色に染め上げる。
編むのか織るのかテクニックは分からないが質感が立体的、
色が綺麗で配色が素晴らしい。

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出来上がりはあらかた計算できるにしても確かでないから、自然に生まれてくる、と云う事らしい。

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セーター、ベスト、カーデガン、帽子、マフラー、など約50点。
手間の掛かる手仕事のため作品展は年2回ほどしか開けないので、新作を楽しみにする愛好者が多い。

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セーターなど着た際に目立つのは後姿。
特に、背中に留意して制作されているようだ。

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ストライプの柄も好評。

ニット帽は価格もお手頃、大人気らしい。

手持ちの服との組み合わせを考えれば自由自在に楽しめる

  1. 2017/01/19(木) 21:54:31|
  2. 美術展
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フランスの灯台を描く・武石 堯 展@ ギャラリー エスパース

フランスの灯台を描く・武石 堯 展@ ギャラリー エスパース
 1月3日(火)~11日(水)


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ひたちなか市笹野町の「ギャラリー エスパース」で《フランスの灯台を描く》と題された武石 堯 さんの絵画展が11日(水)まで開催されている。

武石さんは1997年からサイクリングの旅を始められた。
各地の燈台を訪ねながら3年間で日本を1周した。
走破した距離は18000㌔に及ぶ。
日本列島の北海道、本州、四国、九州を繋いだ距離は約3000kmと言われからその6倍で1日辺り60㌔から100㌔走る時もあったとか。
燈台を訪ね、鉛筆でスケッチをして帰宅後に油絵として描く。

旅の記録を絵と文章で『灯台巡り・ペダルの旅』として「茨城新聞」連載し、既に350回を超えた。

国内を走破し、イギリスとアイルランドに挑戦することに。
イングランド・アイルランド・スコットランド・ウェールズに18回。
-イギリス・アイルランドの灯台を描く-として何回かの個展で発表した。

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今回の《フランスの灯台を描く》3年半の間に4週間の旅を4回で描いた50点が展示されている。

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フランス北部のノルマンデイーとブルターニュ地方。

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走破した地図と描いた燈台に番号が振られて対照出来る。
更には簡単なコメントが添えられている。

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1937年生まれの80歳。
自転車も手荷物として携行され、現地で組み立てる。
修理技術も習得して故障にも対応できる。

現地では簡単なスケッチのみで、写真は滞在したホテルでの自分撮り。
夜は地酒のウイスキーやワインを楽しまれたようだ。
それによって、現場での雰囲気を思い出しながら、帰国後に制作されるらしい。

80歳を過ぎてなお、この旅を続けるとのこと。
僕も旅は好きだが、外国を自転車で一人旅をする自信はない。
この様に生きられれば、と羨ましく思え、「頑張れ」と、自分に気合を入れたくなる。

●燈台巡りの以前から、奈良に滞在されての寺社巡りをされておられ、奈良の風景や歴史画なども発表されている。
法輪寺妙見堂の格天井の絵画を依頼され奉納したのは、如何に奈良の土地に根付いているかの証明でもある。


  1. 2017/01/04(水) 21:06:24|
  2. 美術展
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プロフィール

たかはし よういち

Author:たかはし よういち
離俗の世界に憧れながら、市井の片隅でうごめいています。
ささやかなモノやコトに幸せを感じます。
私が別に運営している「西の谷万葉公園を美しく」のブログは、以下のリンクからアクセスしてください。
重複する記事も有りますが、自然を大切に、簡素な生活を。
の気持ちを大切にしたいと思います。

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